長門銭広永様は難しい銭

もう当たり前だが、自民党は国民を幸せなど全く気にしていない。

三ツ星の頃

オリオン座の胴のあたりに並ぶ三つの星のことだ。今日9時頃、洗濯物を取り込みがてら、東の空にオリオン座が真横になってのぼっているのを観た。三ツ星は縦に並んで真東から昇るのだな。

野尻抱影という学者が書いた『三ツ星の頃』は亡くなった人を偲ぶ随筆だった。戦後間もない出版の薄い背を探すのだが見つからない。紛れているのか、暗くて見えない目になってしまったのだろう。

仕方がないので、若い頃買った『ちくま哲学の森5自然と人生』を観たら、『星は周る』が載っており、星の好きな作者の勢いを感じた。これは、アンソロジー(寄せ集め)なので、ほかには、子規、臼井吉見はともかく、鈴木牧之、宮本常一、寺田虎彦などが日本人では載っている。腰巻の背に「てふてふが一匹韃靼海峡を渡って行った。」と、安西冬衛の詩が載っている。

放漫経営で傾いた筑摩書房を応援して馬鹿みたいだなあ。1750円もする本を9冊買っている。今はきっと100円なんだろう。