大阪の方へ転勤になった友人のお子さんが、愛知では特別支援学級だった。
知的にも情緒的にも、特別な支援が必要なお子さんだという。
大阪の方の学校は、インクルーシブ教育だそうで、お子さんは通常学級にいる。
全く理解できない学習に毎日耐えているそうだ。
というより、その時期は終わり、他の本を読んでいるという。
小学校3~4年生の国語の本をルビを振りながら、何とか読めるようになるまでに20~30回読む、
と話していた彼の子供が、中1の素の授業を理解するはずがないし、事実その通りになっている。
「終わったな」
と彼が言う。
「不登校の生徒が集う場所が必ずあるから、そこで、彼に合った教育が絶対出来るよ。
テレビでもよく取り上げられているじゃないか。
不登校になって当り前の環境だから、学校に掛け合って、個に応じた支援をするように変えていくのが保護者からのインクル―シブだよ」
と私は励ます。
「大阪は金がないのは分かっていたけれど、子供にしわ寄せが来るんだな」
「特別支援学校のハードル(障がいが重くないと入れない)も高そうだな」
と彼。
「よくわからないが、直接電話をかけて疑問点を解決、準備を怠るなよ。どんな仕事でも同じだよ」
どんな方針の教育であっても、予算がつかなかったら、お題目で終わるのだ。
レストランで、予算に応じて、メニューが決まるのと同じだな。
出席扱いになるフリースクールを探すのだ。
そこで、いろんな一般人と混ざることが次第にできるようになれば、社会性も身に付くと思うよ。
ほんわかした場所でないと、ストレスで精神疾患になってしまう。
特別支援学級があるのに、通常学級で80%以上過ごすのはおかしいじゃないか!
特別支援学級で過ごすのは、6時間程度だという。なくてもいいだろう。
何も分からず、お客さん状態で、教室にいられるかい?
大阪の教員は、自分の子供が、特別な支援が必要な場合、どう対処しているのだろうか?
日本がインクル―シブ教育をするのなら、1学級を15~20人にしてから行えと言いたい。
中学1年=13歳×0.60(知能指数)=7.8歳=小学2年
小学2年程度の能力の子供を中学1年のクラスに入れて、一緒に学ぶのが幸せなはずがないだろう。
中3になり、自分以外の事に目を向ける余裕がなくなった時、仲よくしていた友達ですら、疎遠になる。