長門銭広永様は難しい銭

もう当たり前だが、自民党は国民を幸せなど全く気にしていない。

社内研修で立ち寄った「糸宅」という地名は読めなかった。

愛知県豊川市千両町糸宅

という地名がある。

糸宅(いとげ)

は、歯が立たなかったが

千両(ちぎり)

は、豊川市民なら読める人がほとんどだろう。

三宅(みやけ)

という重量挙げの選手がいましたから、「いとあけ」「いとやけ」がせいぜいでした。

 

この近くには、犬頭神社がある。

犬頭(けんとう)

と読む。

近くには、

わく繰神社(わくぐり)わくという字は難しいのだ。

服織神社(はたおり)

がある。

犬頭神社の1~2km先に服織神社、さらにその先4~5km先にわくぐり神社がある。ほぼ県道21号に沿っている。

しかしながら、その関連性は、なんとなく心細い。

 

犬頭の糸を枠に巻き取り、服を織ったわけですが、神社の位置する順番は、犬、服、わくである。

詳しくは、

犬頭神社 - Wikipedia

をご覧ください。

三河国の郡司は2人の妻に養蚕をさせていたが、蚕がみな死んでしまった本妻の元には夫も訪れなくなり、家は貧しくなった。ある日、桑の葉に1匹の蚕がついているのを見つけて飼うことにしたが、飼っていた白犬がそれを食べてしまう。蚕一匹のために犬を打ち殺す訳にもいかないと嘆き悲しんでいると、くしゃみをした白犬の鼻の穴から2本の糸が出てきた。この糸は引いても引いても出続けて、四五千両ばかり巻き取ったところで、糸は巻き尽くされたが犬も倒れて死んでしまった。妻はこれを仏の助けだったに違いないと思い、桑の木の根元に犬を埋葬した。
ある日、たまたま夫が訪ねて来たところ、荒れた家の中には雪の様に白く光り輝く大量の生糸と、それを扱いかねた妻が一人座っていた。話を聞いた郡司は仏の加護がある人を粗末に扱った自分を悔いて、新しい妻の元に通わずに本妻の家に留まったという。犬を埋めた桑の木には沢山の蚕がついて素晴らしい糸が採れた。この話を国司に伝えたところ朝廷にも報告され、この後には「犬頭」という糸を三河国から納めることになり、この糸で天皇の衣服が織られたという。

 

郡司は、結局お金の儲かりそうな女の方を選んだようにも考えられるのだが、それが人の常なので、まあ、そういう話の運びが自然なのだ。

 

私は、35年前、国文学の授業の講師の方の年賀状で、この話を知り、家の近くに今昔物語に載るような話があることがうれしかった。今昔物語5巻を5千円で買って読んだよ。

外国(インドなど)の話は、そっけないけれど、本朝篇は、日本の香りがするので、読んで味わえるよ。

 

相場の方は、持っていかれました。

中源線の法示に従って、淡々と建てながら過ごすかな。