は、酒田罫線法の本の中に載っている。
実際は、自分の銘柄で、統計を取り、運用の目安にする。
統計の確率のように損益が現れるのだろうが、
発現する「ゆらぎ」は、精神を疲弊させることもある。
それはともかく、
×nで買ったら、利食えるか。
〇nで売ったら、利食えるか。
の統計を取ると、精神の疲弊の度合いを減らせると思う。
もちろん、上げ相場の銘柄なら、いつ買っても利益である。
今度は、効率とか、回転とか、引かされている日数が短いか、という命題になる。
先生の本の中に、有効値幅という言葉があり、図も載っていたが、
(不真面目な読み方しかしていなかったので、自分の考えていることと同じかどうか、分からないが、)
どの程度、利益が得られる確からしさか、を調べるのである。
単にプラスになったかどうか、
でもいいし、
どの程度の利益になるかの%でもいいだろう。
過去についてどうだったか、である。
例えば、高安のサヤが、10%未満のある銘柄では、
12月の2~21日の14回の売買で、
毎日売ると、11回の利益で、利益にならない3回の売買は、3日と4日と18日の安値で、これは、月間の寄付の最安値とその後の安値である。
一方毎日買うと、やはり12回の利益で、利益にならないのは、8日と21日の高値である。やはり、月間の寄付の最高値とその後の2番目の高値である。
売りも買いも、11~12/14=78~85%の確率で利益になるのだ。
〇3~の高値を買わなければ、
×3~の安値を売らなければ、
ほとんどが、1~3日(5日が一回)のうちに、すべて利益なのだ。
この銘柄の場合、操作の技術は必要ない。
天井を買い、底を売らなければ、よい。
もっと簡単に書けば、
〇の翌日売り、大引けで利益になっていれば、その翌朝、成り行きで買えば、利益、
×の翌日買い、大引けで利益になっていれば、その翌朝、成り行きで売れば、利益、
なのだ。
こんなに頼りになるのが、酒田のローソク足なのだ。
当たり前のことだが、自分の銘柄ではどうかを調べるとよいだろう。
場帳で数えれば、済むことだ。