最近、ある方のブログの文末が情緒的になってきた。
新刊を新本で買うだけの裕福さはないので、出回って安くなった古本を買うのだけれど、時には待ちきれなくて、300円で買えるものを900円出して買ってしまう。
マッカラーズの本は、定価と同じような値段で買えていたものが、しばらくして2000円超えになり、遂には6000円超えにまでなってしまった。
この度、3000円程で新翻訳が出たので、いずれは読みたいとは思うのですが、残り時間が短くなってくると、取捨が激しくなってきてどうなるかわからない。
河野一郎訳で解説にムイシュキン侯爵が出てくるあたりの情緒感がたまらない人もいるでしょうからね。相変わらず、6000円にへばりついたまま戻って来ないかもしれません。
アメリカの黒人暴動を見ると、なんだ、100年前と変わらない白人が生きていると、がっかりするこの頃です。人は愚かなんだな、と思う。