退職金が入るから、その一部で始めたいと依頼があった。
「9割方、損しますが、それでもしますか?」
「損の危険の小さい方法をアドバイスしてほしい」
「では、酒田場帳を付けてください」
と伝える。
「私より、師匠のビデオがいいですよ。65000円」
「高いですね!」
「いい加減にやれば、そのぐらいすぐに損しますよ」
5202,8616,5020,6472を勧めた。
陰線が出たら、翌日買うのです。陽線なら、売るのです。
8614だと、1月から60日間で、52円幅、5200円の利益です。
最高で600株(約9万円)建てて、税引き4160円だから、約4.6%の利益です。
「10倍建てれば、4万か。」
「そんな建てたら、怖くて損します」
6472だと、169円幅、16900円の利益です。
最高500株で(約12万円)建てて、税引き13500円だから、約11%の利益です。
「おお、それなら、儲かりそうだな」
「でも、値動きが260円から180円まで、80円も下げるので、怖いかもしれませんよ」
「値下がりしているのに、どうやって儲けるのか」
「信用売りをします」
「…」
「ご存じないのでしたら、先ほどの8614にしましょう」
「考えさせてくれ」
「いいですよ。でも、冒険すると、間違いなく失敗ですよ。10%のうちの半分は個人のプロですから、利益になってもビギナーズラックですよ」
エクセルが使える人なので、if関数だけで、試算できることを教えた。
=IF(B41>E41,-1*B42,IF(B41<E41,B42,0))
こんな式だ。
「陰線なら買え、陽線なら売れ、それ以外は何もしない」が式から分かるでしょう。
暇だから、必死に試算して、あんまりしょぼいので、がっかりしているのか?
買いだけだと、2月上旬から3月上旬にかけての11回の買い下がりなど、できるわけがない。
もっと適したのが、あるけれど、教えなかった。
横這いなら、小さな往復でも損なく増えるのだな。
60日間に12回も〇になる、というだけでも、分かる人には、分かるでしょう。
おかず代を稼ぐのに最適なのだ。
期間が短くても、陰陽がまあまあ均等に出て、5手程度のさざ波が続いている。
半月周期が美しいのだなあ。