長門銭広永様は難しい銭

もう当たり前だが、自民党は国民を幸せなど全く気にしていない。

懐かしい記憶

私が23~4歳の頃、白金相場や銀相場で苦しんでいたのを小豆相場(の方がやりやすい)で救ってくれた名古屋の土井商事の田中さんは、もう亡くなられたのだろうか。典型的な秋~冬の安値の④⑤⑥を12枚買い、春の高値で売って、資金が1.5倍になったのは、もう30年以上昔のこと。大先生の真似をして、「全玉手仕舞いです」と言うと、「分かりました。出しときます。せんせ、みんな、怖くて300円~350円で利食ってしまうのに、1500円もよく取りましたねえ。」まだ、その口調を覚えている。きっとはらはらしながら見ていたのだろう。当時、私は、業界紙の広告で知った大先生の「脱アマ相場師列伝(5千円)」を読んでいたのだ。小豆の手数料が6200円程の頃のこと。その後、ドテンして損するのだな。田中さんは病気で退社して、その後を引き継いだ人は、私の1枚の注文を嗤って受け付けなかった。私は整理の対象になったのだろう。当時のカネツやら第一商品の印象はよくなかったが、一般に土井商事がどうだったのか分からない。

会社名は忘れたけれど、私がサヤ取りみたいな、つなぎを使って売買するものだから、セールスが二人(若者と上司)やってきて、お宮さんの近くの喫茶店で、話をしたこともある。会社の近くの店で、大きなグラフを広げて見せるわけにもいかなかったなあ。二人は、何かのついでだったのだろうな、どんな奴か、見に来たのだろう。暇だねえ。

若かった私が客殺しに会わなかったのは、少資金だったのと、土井商事の田中さんと大先生のおかげである。