猫師匠の
来宮神社 婚礼搬入 - nekojiro612’s diary (hatenablog.com)
幟の来宮の「宮」の字のウ冠の「呂」が「口口」になっているでしょう。
これは、伝統的楷書と言って、清の康熙帝の編纂した康煕字典によって歪められる前の楷書の姿です。
辞典につきものの「分類」の際、多くの字が誤って記されました。
それを輸入して研究した学者の多くは、誤りを元に、漢和辞典を作ったので、めでたく今日まで、歪んだ漢字が伝わることになりました。
書家の皆さんには、康煕字典はナンセンスというか、有害図書というか、どうでもよいのです。(笑)
関係者の皆さんは、「宮」と「ウ冠にロロ」の微妙な表記の違いに気を遣っています。
先代までは、豊川市の鹿砥(とが)神社の賞状も、「ウロロ」でした。賞状もデジタル化したのでしょう。
どうでもよかったでしょう。(笑)
伝統的楷書、歴史的楷書の研究は、江守賢治氏の著作『解説 字体辞典』をご覧ください。古書は高くなったな。