私の所属の課の一人が、走り書きで、「宮」という自分の苗字の字を
「ウ冠」に「口」「口」
と書いたことがあった。
うれしかったので、ある時に、人前で、
宮○君、「ウ冠」に「口」「口」って書いたでしょう?
素晴らしいね!
勿論、本人はぽかんとしており、何を褒められたのか、わからない。
漢字伝来の頃の
「宮」は、
「ウ冠」に「口」「口」
「ウ冠」に「呂」
と記させた。
「神社の神主さんは、宮を書く時、人知れず悩んでいるんだよ。
行書風にしたり、はねてみたり、それぞれだ。」
「ふ~ん、そうなんですか。」
分かってはいたが、反応は薄い。