誰も本気で指摘しないPACの役立たず
2016年2月3日 天木 直人
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2016年2月3日 天木 直人
人工衛星を打ち上げることのどこが問題なのか。どこの国もやっていることだろう。
そういう冗談はさておいて、もし本当に北朝鮮が日本に向けてミサイル発射をしてきたとしよう。
安倍首相はPAC3で日本が守れると本気で思っているのだろうか。
かつてPAC3を日本が米国から買わされた時、メディアは報じた。
PACは、ミサイルが日本本土に撃ち込まれる直前に、それを撃墜して水際で日本を守るものだと。
ところがその射程距離はわずか数十キロメートルであると。
それが事実なら、PAC3は、皇居周辺や永田町、霞が関、東京都都心など、日本の中枢に常備されていなければいけないことになる。
北朝鮮が本気で日本を攻撃するつもりなら真っ先に日本の中枢を攻撃するからだ。
発射してから、ゴロゴロとPAC3を自衛隊基地内から都心に移動させるようでは到底間に合わないことは素人でもわかる。
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なぜそうしないのか。
しかし今度も、以前も、そしてこれからも、決してそういう配備はなされない。
これを要するにPACはそれを持つことで国民を安心させるおまじないでしかない。
なぜメディアはその事を大きく書いて国民に知らせようとしないのか。
それを言ったら身も蓋もないからである。
日本の安全保障政策は架空の上で成り立っている。
そんな安倍首相のおかげで存在感を誇示し、利益を得ている者たちが、安倍政権を支え続ける。
まさに、国民にウソをつきながらもたれ合っている世界がそこにある(了)
momokkou追記 ウィキペディアから
開発レイセオン、ロッキード・マーティン共同
- PAC-2:翼幅84cm・弾体径41cm・重量900kg・上昇限度24,000m・対航空機射程70km対弾道弾射程20km(PAC2GEM+・開発レイセオン)
- PAC-3:翼幅51cm・弾体径25cm・重量320kg・上昇限度15,000m・対弾道弾射程20km(旧エリント・開発ロッキード・マーティン)