長門銭広永様は難しい銭

もう当たり前だが、自民党は国民を幸せなど全く気にしていない。

「惑星ソラリス」と「海は見ていた」

ともに海が人間を救う物語です。
両方とも見て良かったな、という思いで満ちています。
 
「海を見ていた」で、侍が、
「歯が生え替わり、髪が生え、爪が伸びるように、体だって綺麗になっていく」
と、自分の体は汚れてしまったと消沈する遊女に向かって言います。
 
この言葉を、黒澤明(脚本)が、伝えたかったのではないかな、と思う。
 
戦前の飢饉は、女性の身売りへと繋がった。
太宰の「津軽」の中で、東北の飢饉は、3~5年に一回起こったと、その発生年が記してある。
山本周五郎の文章は、少し元気があって、平易な文体に慣れた私には、少し敷居が高い。
愛知県東部地方の地名が出てくる「日本婦女記」の中の「箭竹」(やだけ)を読んで以来、少し贔屓の作家である。
今回の「海は見ていた」の原作の「なんの花か薫る」「つゆのひぬま」を探して読もう。
今は便利だから、数分も探せば、見つかり、最安値の本がアマゾンで手に入る。
紫式部で300円の本をゲット。
ありがたいことである。