長門銭広永様は難しい銭

もう当たり前だが、自民党は国民を幸せなど全く気にしていない。

『ファミリーヒストリー』というNHKの番組が好きだ。

「私がこどもだったころ」の流れを汲む番組だなあ。
財津一郎、ムットーニ、ジミー大西、ル―大柴、上條さなえ、…。
主人公の年齢が高めになってしまうので、視点を変えたのだろう。
今回は、テーマソングを歌う「くるり」というバンドの方の家族の歴史でした。

火野正平さんの『こころ旅』も、その助走にあたる番組があった。
『72時間』は、トンデモない切り口でなくていいから、淡々と続いてほしい。
『若い広場』は『YOU』になり、今はどうなったのかなあ。
 
それほどの物を何も生み出さなかった苦しみにあえいでいる私は、子供の応援をする年齢だ。
 
『遠い夏の日』というドラマで、
主人公の山村の分教場の教師夫婦が、離れて都会で暮らすわが子に向かって、
「○○子~、がんばれ~!」
「○○男~、がんばれ~!」
と叫ぶと、分教場の児童たちが、真似して同じように叫ぶ場面があり、
当時小学生だった私も感無量、40年経っても忘れずに覚えているシーンだ。
いくらユーチューブでも、お目にかかれないだろうなあ。
教師役は田村高廣さんだった。
教員の給料を「雀の涙」と言う奥さんの台詞から、その意味を覚えた。
 
坂口安吾が何もかもすべてが焦土と化しても、そこから生まれてくるのが日本の文化であり、五重塔が文化なのではないというようなことを言ったけれど、あのドラマは民族の魂への讃歌なのだなあ。もう一度見たいなあ。松山善三の作品。
 
毎回のドラマの終わり方が面白くて、例えば田村高廣さんが、ざるを裏返すと、「おわり」なんて書いてあったりするのです。
 
NKHのさだまさしの番組のテロップの手書きを見ると、思い出す。