(4) 「若者たち」を歌ってみた 千葉県立幕張総合高校合唱団 篇 - YouTube
もう少し経った頃、「遠い夏の日」というドラマもやっていた。
僻地の学校教員と家族の物語でした。
教員の子供たちが成人して、町へと旅立ち、残された教員夫婦が、崖から町の方に向かって、「○○子、がんばれよ~、○○男、負けるなよ~」と叫ぶと、それを聞いていた分教場の子供たちが、「○○子、がんばれよ~、○○男、負けるなよ~」と真似して叫ぶのです。私は、10~11歳の子供だったのですが、泣けてきたのを覚えています。
主演の田村高廣さんが教員役、子供は志垣太郎さんでした。
夜遅く10時からのドラマでした。家族で見ていたと思います。私は最後まで見てしまう時もありましたが、途中で寝てしまうこともありました。目覚めると布団の中でしたから、親が抱きかかえて布団に寝かしたのでしょう。
「雀の涙」という言葉を覚えました。教員の給料が安いことを奥さんが愚痴る時の言葉だったと思います。
毎時間のドラマの終わりは、田村高廣さんが、ひっくり返したざるに、「おわり」と書いてあったりしました。終わりころになっても、どんな所作で「おわり」が示されるのかわからないため、毎回してやられるのです。
NHKの「今夜はさだまさし」という番組で、テロップでなく、手書きのカードで、文字が示されるとき、私は、この50年前の記憶が瞬時によみがえります。頭の中で音叉がなったような感じで記憶がよみがえるのです。