私たちは、知っている。
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世界100数十か国が反対し、国連も査察を継続すべきと主張し、軍事行動を認める国連決議は一つも存在しなかったことを。
「バスラでクラスター爆弾、12歳の子どもを含む50人が死亡」「バクダッドへの空爆、女性や子どもを含む58人が死亡」「ナシリヤで死者9人、負傷者590人」「水道施設が機能停止、幼児10万人の命が危機」―こんなニュースが絶え間なく流されてきたことを。
横たわる老人の放置される光景を。
泣き叫ぶ子どもの濡れた瞳を。
逃げまどう女性の頬をつたう血と涙を。
「もうやめてくれ」と訴える市民の、その声を。
家族や友人を殺されたイラク人の慟哭を。
戦争によって治安は悪化し、憎しみが連鎖し、テロリストを育てる土壌を生んでしまったことを。
そんな中、自民・公明は「戦争反対は利敵行為、戦争に反対する者はフセインの味方だ」と言って切り捨てたことを。
(自衛隊では、平均1日1人がいじめで自殺していると半年以前に聞いたことがある。momokkou書き込み)
アメリカでは帰還兵の3割近くがPTSD等を患い、毎日22人、年間8000人が自殺していることを。
その主要な原因は、テロと間違えて民間人を殺害してしまったことによると言われていることを。
戦争とは殺人なのだということを。
軍事で平和は訪れないことを。
「集団的自衛権」は幾度となく侵略の口実に使われてきたことを。
「他国への武力攻撃によって自国が存立危機事態になった」事例など世界に存在しないと、政府自身も認めていることを。
私たちは、知っている。
それがわかっても、日本はアメリカに説明すら求めなかったことを。
日本はアメリカの戦争に一度も反対したことがないことを。
私たちは、知っている。
ねつ造によって始まったこの侵略戦争で、たくさんの命が失われたことを。
私たちは、知っている。
その命は一つも返ってはこないことを。
私たちは、知っている。
そういう戦争に日本は賛成し、協力し続けてきたことを。
安倍総理。命を守るだとか言うのなら、なぜあの時反対しなかった。
なぜ人が死に、テロが増える戦争を支持する。
何が平和だ。何が安全だ。
戦争法案で「平和」や「安全」は絶対に訪れない。
私たちは、戦争法案に反対する。