バイデン米大統領がコロナ再陽性、症状はなし…「自主隔離に入る」
バイデン大統領
【ワシントン=冨山優介】米ホワイトハウスは30日、バイデン大統領(79)が新型コロナウイルスの検査で再び陽性になったと発表した。バイデン氏は21日に陽性と判定され、ホワイトハウス内で自主隔離を続けた後、陰性が確認された27日から対面での執務に戻っていた。今回、症状は出ておらず、状態に問題はないが、陽性であることから、自主隔離に入るという。 【写真】自主隔離中、オンライン会議に出席したバイデン大統領
バイデン氏は最初に陽性となった後、米ファイザーが開発した飲み薬「パクスロビド」を服用していた。この薬を服用した患者のごく一部で、陰性となった後に再び陽性となる「リバウンド」と呼ばれる現象が報告されていたことから、バイデン氏の主治医は27日、念のため検査の頻度を増やすと説明していた。
6月に米国のチームが感染症の専門誌に発表した論文によると、パクスロビドを服用した約480人のうち、0・8%に当たる4人がリバウンドを経験したが、いずれも軽症で済み、入院する必要もなく回復した。