コロナ薬として「イベルメクチン」を飲む人が米国で急増 「爆売れ」で品薄に
中毒センターへの電話が5倍に
アメリカで新型コロナウイルス感染症の治療薬として家畜用の駆虫薬「イベルメクチン」を服用し、中毒症状を呈して病院に駆け込む人が急増している。 【画像】米国でイベルメクチン「爆売れ」、飲んだ人の中毒相談が急増 イベルメクチンは、馬などの家畜の寄生虫を駆除する薬だ。米紙「ニューヨーク・タイムズ」によれば、シラミや疥癬虫(ヒセンダニ)を駆除するために人間に少量が処方されることもあるが、一般的には動物に使用される薬であり、コロナ治療薬としては治験がいくつも行われているなかで効果は証明されていない。 にもかかわらず、保守系の政治家やメディア、そして一部の医師たちが「効果がある」と宣言しているために、イベルメクチンの需要がうなぎ上りになっているという。 とりわけ人気が高まったのは、デルタ株による感染拡大が深刻になったこの夏だ。米疾病予防管理センター(CDC)によれば、8月のある週のイベルメクチン処方数が8万8000件を超え、パンデミック前の週平均3600件に比べて急増しているという。その結果、イベルメクチンの在庫が品薄になっている薬局も少なくない。 需要の上昇にともない、イベルメクチン服用による体調悪化の相談件数も急増している。全米中毒管理センターのデータによれば、7月のイベルメクチン関連の問い合わせ件数は例年の5倍に上ったと、米紙「ワシントン・ポスト」は報じている。今年これまでに相談してきた人は約1200人、このうちの3分の1が病院での治療が必要とみなされたほか、8%が入院したという。
幻覚症状や震え、亡くなる場合も
処方箋をもらって薬局で購入する以上に問題なのは、家畜用の薬を販売している店に殺到する人々だ。そのような店舗で売られているイベルメクチンは、人間よりはるかに体重のある動物用に濃縮度が高かったりするために過剰摂取の危険性が高まる。 ニューヨーク・タイムズによると、ミシシッピ州の中毒管理センターへの相談件数の7割が、家畜用の店で購入したイベルメクチンを服用した人々だという。CDCは先日、コロナ感染防止のためとして畜牛用のイベルメクチンを服用した人が幻覚症状や震えに襲われ、9日間の入院に至ったと公表し、警鐘を鳴らした。 また、全米中毒管理センターのデータを統括しているアルヴィン・ブロンスタインは、今年イベルメクチンの誤った服用で命を落とした人が1人いると、ワシントン・ポスト紙に明かした。 米食品医薬品局(FDA)は8月、コロナ治療薬として承認されていないイベルメクチンの使用を止めるため、こんなツイートを放っている。 「あなた方は馬ではない。あなた方は牛ではない。だから皆さん、冗談抜きに、やめてください」
【感想】
イベルメクチンがアメリカで不足しているのですね。
値段が上がっているのかもしれません。
だから安い家畜用に手を出して、用量を間違えてしまう。
米食品医薬品局(FDA)、米疾病予防管理センター(CDC)は、
現在は、まともな組織ではないです。
酷い話だなあ。
続けて書く。
アメリカは、皆保険ではない。保険の掛け金の払えない低所得者は、保険に入れないので、健康に気を遣う。そんな事には関係なく、コロナは蔓延する。イベルメクチンが有効なので、勿論買って飲むが、品切れになれば、仕方なく牛馬用を買うしかない。しっかり調べれば、用量が計算できると思うのだが、そこはやっぱり計算できない人が出てくるから、こんなことになる。ひどい話だなあ。
新聞記事は、思い切り、バカにしている書きっぷりだ。