長門銭広永様は難しい銭

もう当たり前だが、自民党は国民を幸せなど全く気にしていない。

望月衣塑子記者の30連投。

望月衣塑子記者の30連投。
6月8日、菅官房長官に食らいつく望月衣塑子記者。
アベ政権に再調査を決意させたのは彼女なんじゃないかと、ざっくり書き起こしました。
望月:週刊文春にも出ていたんですが、取材によりますと、前川前事務次官の告発の問題で、読売新聞が出会い系バーを報じた前日に、現役の文科省の初等・中等教育局長の藤原さんから、お電話で秘書課の泉さんが会いたがっているというお話があり、そういうことをちょっと考えさせてくださいと回答していた同じタイミングで読売新聞さんの取材も入ったと。翌日に出会い系バーの報道が出たというのがありました。このことについて、泉さんが文春の取材には否定しているんですが、菅さんは何かご存じでしょうか。
菅:まあ、本人が否定しているのですからその通りじゃないですか。
望月:つまり、藤原さんからの
菅:名前、言って。
望月:東京新聞の望月です。藤原さんからの働きかけは、藤原さんに泉さんがお願いをして、会いたいという働きかけはしていないと。
菅:私は承知しておりませんけれど、本人が否定するんであればそうだと思います。
望月:東京新聞・望月です。そもそもですね。出会い系バー通いについては、杉田副長官が、昨年の秋に注意をしているということですが、これ前回、そのこと、調べさせているのかということについて、「承知はしていない」というご回答だったと思いますが、杉田さんはこういう記者会見がないので、その時期になぜ前川さんのそういう行動が把握できたのか、これ、官邸は基本的に、全省庁の事務次官の行動確認等を行っているのかどうか、これ、たまたまだと思うのですが、同時期に読売新聞社さんの社会部さんも取材しているということで、これ何か、読売新聞さんの取材と関連性があるのか、について、「承知していない」ということなんですけれども、杉田副長官に確認して、実際なぜこの時期にそういうことを知りえたのかをお聴き願いたいんですけれども。
菅:あの、まったく今、言われていることは、私は失礼な話だというように思います。報道社に対してもですね。そこは直接、そちらに取材されたらどうですか。私が答える立場ではありません。
望月:東京新聞・望月です。公文書管理についてですね。福田康夫元首相もですね、今回、「安倍政権の公文書管理というのはなっていない。森友の件も加計の件もそうで、保存のために作った法律を、廃棄の根拠にしている。官僚もどこを向いて、仕事をしていいのか、国民のことを蔑ろにしているのではないか」というふうに言っておりますが、公文書管理の取り扱いについての、加計文書の告発が相次いでいるんですが、いまや前川さんだけじゃなく、複数の方の告発が報道等でいっぱい出ております。現状ですね、このことについて、もう一度真摯にお考えになって、文書の公開、第三者による調査というのは、お考えじゃないですか。
菅:あのー、そこについてはですね。我が国は法治国家ですから、その法律に基づいて、適切に対応している、こういうふうに思います。
望月:東京新聞です。望月です。昨日、民進党の質問等でも出てますが、匿名で出所がはっきりしないことについては調べられないとのご回答出ておりますが、公益通報者保護法ガイドラインを見てもですね、「匿名による通報についても、可能な限り、実名による通報と同様の取り扱いを行うよう努める」と出ております。法治国家ということであれば、この保護法のガイドラインに沿って、この文書があるのかないのかを、やはり真摯に政府の方で調べるということをやっていただけないかと思うんですが。
菅:まずですね。あの、民進党の方から文書の提示があって、それについて文部科学省の方で調査をした結果、文書は確認されてないという報告があります。そのうえで、さまざまな指摘を踏まえて文部科学省において検討した結果、「出所や入手経路が明らかにされない文書については、その存否や内容などの確認の調査を行う必要はない」と判断したと、こういうふうに承知をしております。これ、2回目のやつですよね。現在もそうした状況に変わりはないと考えておりますが、いずれにしろ、文部科学省において考えられるものだというふうに思います。
望月:東京新聞・望月。その「共有フォルダになかった」というご回答が政府から出て、その後に、「共有フォルダにあって、現在でも複数の文科省の職員がこれを持っている」という匿名の告発が出ているですね。それなのに、それ以降も、もう一歩踏み込んで、本当に共有フォルダにあったかないかを文科省や政府でなく、第三者によって適切に調べていただきたいと思っているんですが、これはどうでしょう。
菅:あのーそこはですね。あのー文部科学省の方でですね。そのいろんなことがあった後に、その指摘を踏まえて、検討した結果ですね。「その存否や内容などの確認の調査を行う必要はない」と判断をしたと、そういうふうに報告を受けています。
望月:東京新聞・望月です。判断をしたのは、文科省ということだというお話をしておりますが、これ松野大臣には、質問集中してますが、基本的にですね。取材をする限りでは、文科省の判断というよりも、官邸の最高レベルである安倍総理であり、官房長官の菅さんの判断がなければ、ここに踏み切れないのではないかと。というので私、文科省が判断したというよりも、安倍総理、菅さんたちがこのように判断しているということではないかと思うのですがどうでしょうか。
菅:そこはありえません。それはそれぞれ役所において判断をすると、それに尽きます。
望月:もう一つですが、加計学園に絡んで、前事務次官が「1月5日に、松野大臣に辞意を、天下りの関連で表明をした」と話しております。そこで、松野大臣に杉田副長官にそのことを伝える許可をいただいて、杉田副長官にその主旨を伝えに行ったということです。前回の質問では、「杉田副長官が、その時に『3月の定年まで居させてくれ』と言って、それ以外の複数の証言を得ている」ということを官房長官ご自身がお話したと思うのですが、えーと、たぶん、松野大臣と杉田さん以外に、関係者、いらっしゃらないと思うのですが、複数という方が、公人であるならば、どなたがそのように言ったか、教えていただけませんか。
菅:あのー、複数であることは、あのー、もちろん承知しています。
望月:望月です。すみません、どなたが? 杉田さん以外に。松野大臣はこのことについては「ノーコメント」と言っておりまして、「菅さんのお話も、前川さんのお話も、どちらについても言えない」という板挟みなのかなという状況で。
菅:いえいえ。
望月:松野大臣は、官房長官には、辞意を表明したのではなく、「3月まで居させてくれと前川さんが言っていた」というふうに、お伝えしているんですか。
菅:あのー。この件について、大臣とは直接話してません。ただ、いずれにしろ、そうした人事については、前さばきを、事務の副長官、人事のところで行ってますので、そういう中で私に、報告があったということです。
望月:すみません、望月です。そうすると、杉田さん以外にどなたがそのような前川さんが辞意を伝えていたかも、名前を出すことはできないということですか。
菅:もちろん、私は承知しておりますけれども。まずですね。定年延長について、あの、1月上旬に、文部科学省の方から打診があったことは事実です。これ、1月上旬です。さらに言えば、定年延長の話があった後に、前川氏本人から、副長官に対して、「せめて3月まで次官を続けさせてほしい」という話があった。このことは昨日、国会で、訊かれたものですから、申し上げております。
望月:文科省の方から打診があったということですが、これはどなたからそのような打診が。
菅:それは、前川さんがよく知ってらっしゃると思います。
はい。次。よろしいですか、もう。
望月:あーまだ…。加計じゃない話なので…。
<別な男性記者の質問>
望月:関連です。先ほどから何回も訊いておりますけれど、これ、政府が作った公益者通報制度の精神に、匿名などの出所不明は扱えないというお話は、この法の精神に反するのではないかと。このことについて、的確なご回答をいただけてないと思うので、お答えいただけますか。
菅:いま、私が申し上げた通りです。
望月:東京新聞です。先ほど、「ウソだとは、文書についてウソだとは言っていない」と、文書についてですね。という発言、私は初めて聞いたと思うのですが、これ、一番初めに出たときに、「怪文書」というふうに厳しくご指摘されておりました。これ、広辞苑で引きますと「無責任で抽象的、暴露的、出所不明な文書」と非常に強い、本物ではないという言い方をされていたと思うのですが、現在、この文書について「ウソだとは思わない」ということ。
菅:ちょっと、いま、分けてください。私がウソじゃないといったのは、この間、表現をされました、告発というんですか。それについて、文部科学省で検討した結果、「出所や入手経路が明らかにされない文書については、その存否や内容などの確認の調査を行う必要はない」と判断をしたと。こういうふうに私は申し上げてます。現在もそういう状況に変わりはない。
望月:くり返しですけれど、この文書の調査でも、現在、前川さんの証人喚問が必要だの賛成が86、内閣の支持率は22%というところまで、これ、日経のオンライン調査でもこのくらいの数字が出ております。つまり、調査の必要がないという、ジャパンタイムズさんのお話と同じですけれど、政府の姿勢がやはり、国民の理解を得られていないと。そこが、最大のポイントだと思うんですが、これ、いま政府側の文科省側の回答が、国民にとってまったく納得理解できないものになっていると。このとこについて、菅官房長
官、どうお考えですか。
菅:ですから、それは法律に基づいて適切に対応していく。
望月:話題は変わります。東京新聞・望月です。元TBSのワシントン支局長だった山口さんの準強姦事件での不起訴不当ということで、検審に申し立てをした詩織さんの関係での質問です。詩織さん以下、関係者等の取材を続けておりますが、元々、高輪署で準強姦の逮捕状を取り、それを現役の刑事部の検事のOKを取り、警視庁1課の本部に事前に根回しをし、警視庁の広報にも根回しをしていたうえで、6月に帰国する成田に帰国する山口さんを待ち伏せしていたところ、菅さんの元秘書官である中村格さん、当時の刑事部長さんが、「まあ、逮捕はするな」ということになり、任意での聴取に切り替えたというでした。これですね。私、15年くらい事件取材をしておりますが、今まで、警視庁の本部の広報にまでしっかり根回しをしていた事案が、時の刑事部長お一人の判断で、簡単に覆っていたということ、(事務方から「質問、手短にお願いします」)すみません。聞いたことがありません。このことについていま、菅さんがどうお考えになっているか、お聞かせいただけますか。
菅:まず、あのーーー、いま、名前出ましたけれども、その方は私の秘書官でもありましたけれども、民主党政権の中でも秘書官をやっていたということを私はご指摘をしたいというふうに思います。私は内容についてはまった
く承知しておりません。
望月:事前に中村さんからのご相談等はなかったという理解でよろしいんですか。
菅:ありえるわけないです。そんな。
望月:すみません、東京新聞です。古賀茂明さんが、元経産省の古賀茂明さんが書かれた『日本中枢の狂謀』の77ページに、2015年の1月23日に「I amnot ABE」発言を古賀さんがされた際に、その報道ステーションの番組を、菅さんと一緒に見ていた同じ中村さんがですね。(事務方「質問簡潔にお願いします」)はい、すみません。電話を、それを見た直後に、まず、当時の報道センター長、テレビ朝日の報道センター長に電話を入れて、電話に出なかったので、その後、ショートメールで、「古賀は万死に値する」という文面を送ったという記述がありました。これ、当時、その場に菅さんがいたという記述になっているんですが、ご記憶等ございますか。
菅:まったくデタラメです。そんなことありえない。一緒にテレビなんか見ることがありえないでしょう。それと、先ほどの捜査の中で、警察署が行った捜査に関して、警察本部が適正捜査の観点から指導を行うというのは、通常あることであるというふうに聞いています。
望月:東京新聞です。それは通常あることでありますし、あの、時の中村さんが知って、これは問題だ、トップの判断が非常に大きく影響したのはわかるんですが、関係者取材してますと、なぜこのくらいの、まあ、ある意味、一人の人の準強姦という軽微な事件で、そこまでのストップがかかったのかと。これはやはり被害者の詩織さんが、一番心を痛めております。これ、逮捕されようがされまいが、捜査をもっと、逮捕した上で捜査を尽くして(事務方「度々申し上げますが、回答に必要な質問だけでお願いいたします」)やはり十分な捜査をするには、きっちり身柄を取った上で調べるというのがやはり本筋だったのではないかと思いますけれど、この中村さんの判断に特に問題はないというお考えでよろしいでしょうか。
菅:まずですね。私、それについては、まったく承知しておりません。そして、警視庁において必要な捜査が尽くされて、また検察庁で不起訴処分になったと、こういうことであります。
<別な男性記者の質問>
望月:東京新聞です。加計に戻ります。石破4条件について満たされているとご回答。2日前の質問の際、いただいてますが、当の石破さん自身は、「この4条件が適切に満たされていないんじゃないか」と回答を各種報道にされて、取材に答えております。意見の相違があるんですが、どう思われますか。
菅:それはその、4条件を満たされていることを、それは、国家戦略諮問会議で認めて、当然、3大臣が、大臣の中で検討しているわけですから、それに尽きるんだろうと思います。
望月:東京新聞です。ということは、当時、この4条件を設定された石破さんが満たされていないと言っても、現在の大臣である山本大臣が満たされていると、需要についても「神の見えざる手というのがある」というちょっと不可解なことをお話しておりますが、その山本さんが満たされているという理解だから、これは満たされていると。
菅:山本大臣の他に、文科大臣も、農林水産大臣も、3大臣で決定されたことですよ。
望月:すみません。東京新聞・望月です。また出会い系バーなんですけれども、前回「教育者としてあるまじき行為」という文章、これ、ちょっと私、文章を読み上げているように見えたんですが、この文章は、菅官房長官の個人的なご見解のことでしたが、文書にしたためていらっしゃるんですか。
菅:いや、私自身がそう心から思っていることを申し上げたにすぎません。
望月:文章を読み上げているように見えたんですが、何か、文書にしたためられたのは、官房長官ご自身が?
菅:私、あなたにそれを答える必要ないと思います。
<別な男性記者の質問>
望月:出所不明を繰り返されてますけれど、それ、現役の職員の方がですね、自分の身の危険を冒しても、告発に出ていると思うんですが、しかも複数です。これをもしどなたかが、実名での告発に踏み切った場合、適正な処理をしていただけますか。それからその方の公益通報者保護制度の精神に基づいて、きちんと保護されたうえで、その実名の方の意見というのを聞き入れていただけるんでしょうか。
菅:あの、仮定なことについて、答えることは控えたいというふうに思いますけども、いずれにしろ、文部科学省でそこは判断する。こういうふうに思っています。
望月:東京新聞・望月です。仮定とかではなく、出所不明だから調べられないということを繰り返されてますけれど、出所を明らかにして私が現役の職員であり、このメールはありましたと。いうことをどなたかが勇気をもって告発を実際にされた場合に、それはその方のお話を元に、きちんとした調査を行っていただけるかどうか、なんですが。
菅:ですから、仮定のことに答えることは控えたいと思いますが、そうしたことをいま、申し上げておりますから、文部科学省において、そこは判断をすると、そういうことに尽きるんじゃないでしょうか。
事務方「同主旨の質問はお控えいただけるようにお願いします」
望月:何の質問ですか? (事務方「同じ主旨の質問を繰り返しするのはやめていただきたいと思いますのでお願いします」)きちんとした回答をいただけてると思わないので、繰り返し訊いています。すみません。つまり、すみません、東京新聞です。つまり、出所が明らかに、どなたかの告発に至っても、今のご回答だと、政府として、それを真摯に汲んで調べるかどうかは回答保留というか、回答できないというご回答ですね。そういう理解で。
菅:仮定の質問に答える立場にありません。いずれにしろ、その時点で文部科学省において考えられると、こういうふうに思います。
事務方:よろしいですか。
菅:ありがとうございました。
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