以前、「サヤ取りなら、10万円(余裕を見れば20万円)以下で、2~4週間で、未経験でも、テクニックなしでも、数千円ぐらいなら取れるよ」という話をしたが、以前は、「毎日、株価を見てられないので鞘取りは難しい」ということになって終わった。
最近になって、「もう奴隷みたいに働くのは嫌だ」と再度、連絡してきた。
「1銘柄だけ観察するならできそうか?」
というので、鉄などの折れ線グラフを見せたら、
「繊細ですね」という。
バスケットチームのスポンサーの会社の応援がしたいというのだが、
豊田自動織機、アイシン、豊田通商などのデカい銘柄ばかりで、1単元で50~100万円必要だから難しいということになった。
ジェイテクトは1200円ぐらいだけどまだ高い。
中源線の例を挙げ、資金を6分割して、1分割分ずつ売買するので、50万ぐらいが始めるには程々で、300~900円ぐらいのほぼ横ばい5銘柄の手描きの折れ線グラフを見せた。
終値折れ線グラフが、3日連続で下げたら買う、3日連続で上げたら売る、
という見方で売買すると、どんな事態が起きますか?
①月に1回あるかないか、です。
②下げる時は、もっとたくさん下げてしまう。
③横ばいなので、最終的には、何とかなる。
④何回も売買できる。
そんなことをその日は言った。
ここからは、別の話。
下のグラフは、上のグラフの緑と青のサヤです。
めちゃくちゃ美味しいでしょう。
この往復の動きが崩れるのは、片方の銘柄が大きく上昇した時でしょう。
この1年5カ月では、青の銘柄が、じり高なので、サヤが縮小傾向にあります。
青い銘柄が大きく買われた時、サヤはマイナスになるかもしれません。
どちらかが大きく上昇したときは、その動きについていくことになります。
下のグラフの目盛りの細かさは、上の5倍になっています。
信用売りができないと、サヤ取りはできないし、買い玉の維持もできません。
10万円の元手で、20円幅取ると、1.8%の利益率だから、50回で1.9倍です。
100万円なら1~6回の利益の蓄積で、7回目からは11枚の売買ができるようになるので、50回で2.3倍になります。
この数字は、この設定でのさやとり50回の限界の約2.44倍に近い数字です。
いつまでもこの動きが続けば、美味しいのですね。
花が咲き、小鳥がさえずるような穏やかな動き。
実際、これらの銘柄は、大きく上げも下げもしないのだから、何をしても、挽回可能で、安全なのです。動いたら、その方向に玉を建てればいいのです。