第2版(2020年5月)
(イベルメクチンは 駆虫剤で、疥癬の治療に使われるのが主な効能、しかし、コロナにも効くようなので、保険の適応を認める。承認薬ではないので薬害の補償はしない。)
In vitro(試験管内の実験) ではイベルメクチンにウイルス抑制効果が示されているほか、 米国の観察研究において、イベルメクチン投与により死亡率が低下する可能性を示唆する結果が報告されている。
この表現は、版を重ねると次第に、「治験中」という表現になる。
第3版(2020.9)
なし (驚きですね!安部が書くなと言ったのでしょう)
第4版(2020.12)
イベルメクチン・抗寄生虫薬、効果・効能:糞線虫症、疥癬)現在、国内において、医師主導治験が実施されている。
第5版(2021.5)
・イベルメクチン(抗寄生虫薬,効能・効果:糞線虫症,疥癬):現在,国内において,医師主 導治験が実施されている(jRCT2031200120).最新のメタ解析(10 のランダム化比較試 験を対象)では,イベルメクチンによる治療は標準治療やプラセボと比較して,軽症患者に おける全死亡,入院期間,ウイルス消失時間を改善させなかったと報告されている
第6版(2021.11)
・イベルメクチン 抗寄生虫薬の転用(経口用)軽症~中等症ⅰ 国内第ⅲ相試験
(治験の第三相試験が済み、効果があると判断されれば、承認されます。承認されれば、仮に薬害が起きた時、国が補償するので医者は処方しやすくなります。)
◆◆
申し訳ないですが、私はこれらを読み解く力がありません。
第4版の記述の「医師主導治験が実施されている。」は、医師主導なので、資金もなく、時間がかかるので、見込み薄、という意味で書かれているのだろうか。
第5版(2021年5月)の記述に「…改善させなかったと報告されている」とあるのが不可解です。それは、以下の記述のように、その有効性を匂わせるような厚生労働大臣や首相の答弁を良しとしない勢力が、その有効性云々を帳消しにする意図を持って、書いたものかもしれません。(そんなことを何回も言ってしまうと命が危なくなりますよ。)
2021年2月17日の衆院予算委員会で、立憲民主党の中島克仁議員はイベルメクチンについて、「国として早期にCOVID-19の治療薬として承認できるように治験に最大限のバックアップをすべきだ」と提案した。これに対して田村厚生労働相は、「適応外使用では今でも使用できる。医療機関で服用して自宅待機するという使用法もある」と答弁した。菅首相も「日本にとって極めて重要な医薬品であると思っているので、最大限努力する」と、積極的に取り組むともとれる発言をした。