長門銭広永様は難しい銭

もう当たり前だが、自民党は国民を幸せなど全く気にしていない。

「出ましたら退(の)けときますと古本屋」洒落になりませんねえ

土日が仕事で、古本屋のじいさんの手伝いができません。
当てにはなりませんが、月曜日には、何とかいけると思います。
じいさんは、夜が早いので、すぐに、「風呂に入る」と言って、寝てしまいます。
親子でも何でもないのに、じいさんはボケたのか、私を信用して、先に寝てしまうこともあるのです。
ニコニコ笑いのお婆さんの写真に、「じゃあまた来ます」と言って、ドアのボタンを押して鍵を掛け、家を出ます。
学生の頃から、30年以上通った本屋ですからねえ。
本当は、片付けがいつまでも続くといいのですが、だんだんと資源ごみが減っていきます。
金曜は市の資源回収の日です。
金曜の朝は、私が束ねた雑紙を手押し車に乗っけて、じいさんは、紙の置き場に出すのでしょう。
 
「あんまりたくさん出すと、(事業所ゴミと分かって)まずいかなあ」
「大丈夫だよ。何にも言われないよ」
いつか聞いたことがありました。
 
本当にむせ返るように暑くて、汗だくになるのですが、いつまでもしていたくなるのです。
少し少しやるのです。
整理が終わってしまったら、それはそれで仕方ありません。
たまに、「なんやかんや」と言っては、じいさんの好きな甘栗を持って訪ねることにします。
出てきたら、形見の一冊になるのだろうなあ。
人と別れるのは、辛いものです。