長門銭広永様は難しい銭

もう当たり前だが、自民党は国民を幸せなど全く気にしていない。

今朝、心臓マッサージ(胸骨圧迫)を行った。

朝の出がけに義母が家のチャイムを鳴らし、
「そこを曲がった所の家の玄関先で、おじいさんが倒れている。」
と言うので、行ったら、70越えのおじいさんが、うつ伏せで倒れている。
横で、その家の奥さんと、おじいさんの奥さんが電話で119番をしていた。
呼吸はなく、脈もないので、仰向けにして、心臓マッサージを行うが、顔は土気色に変わってきており、駄目だなあ、と思った。
 
心臓マッサージ(胸骨圧迫)は、停止した心臓の替わりに、血液を循環させるのだから、かなりの勢いで行って良いと聞いていた。
肋骨が折れても構わない、と理解していても、プツン、プツンと折れる音?が2回聞こえると、どうしても控え目になってしまう。
 
義母に、救急車の誘導役で、公園の角に立ってもらう。
 
約5分後に、救急隊員の姿が7名(だったか)、見えた時は、ほっとした。
替わると、やはり心臓マッサージが始まった。
隊員のそれは、私より強く速い。
私は、やはりひるんでいたのだ。
 
その場に居合わせた奥さんが隊員の方に経緯を説明するのを聞くと、
多分心臓発作で倒れて、数分後に発見されたようだ。
心臓マッサージを行った私は、住所と名前と電話番号を備考欄に自書した。
 
おじいさん夫妻は、私の家から30mのよく見る方で、10時前に、上の娘から、
「8時52分に亡くなった」
と職場に電話があった。
 
心肺停止3分で、50%の蘇生率だったかなあ。
迷ったり、ひるんだりしていてはいけないのだ。
 ひるんだ私を悪魔が笑っているだろう。
 
◆◆◆
 
 
 
心肺停止から何もせず五分後にAEDを使った場合の生存率は50%だが、AEDを使う前に心肺蘇生を行えば、70%にアップする。

 人工呼吸は省略可

 一分一秒を争う救命措置の効果を上げるため、二〇〇六年六月、日本救急医療財団が救急蘇生法の指針を大幅に改訂した。「従来に比べ、人工呼吸よりも脳へ血流を送る心臓マッサージを重視。その結果、手順が簡素化され、だれでも取り組みやすくなった」と熊本市消防局の金子忠明主査(救急救命士)。

 新指針では、呼吸がなければすぐに蘇生法を始める。心臓マッサージは従来、人工呼吸を行った後に「循環のサイン」(呼吸、せき、体の動き)が全く見られない場合に行われていたが、新指針では、心臓マッサージを優先し、場合によっては人工呼吸を省略してもよいことになった。口対口の人工呼吸に抵抗を感じる場合や、感染を防ぐ専用のシートがない場合などだ。

 脳細胞は酸素欠乏に弱い。呼吸、心臓の動きが停止し、脳への血流が止まると、三~五分で脳に回復できない障害を生じる。金子主査は「酸素を含んだ十分な量の血液をできるだけ早く持続して脳に送るため、心臓マッサージが重視された。人工呼吸を省略できるようにしたのも、心臓マッサージを速やかに行い、できる限り中断させないため」と話す。

 AEDについても、電気ショックは従来の三回連続を一回ずつにした。これも心臓マッサージの中断を避けるためだ。

 遅れる救急車

 熊本市大江の市消防局であった講習会に参加した同市の主婦瀬上康子さん(56)は「八年ぶりに受講したが、分かりやすくなっている。人工呼吸が難しい場合は行わなくていいと聞き、ほっとした。楽に取り組めそうな気がします」と話す。

 金子主査は「手順の簡素化で、講習の際、限られた時間でポイントを伝えられるようになった。ただし、従来の指針に基づく内容も十分効果がある」という。

 県内では熊本市を中心にAEDの普及も進んでおり、同市の場合、一日現在で百四十八施設に百七十四台を設置。ただ、設置の有無にかかわらず、いち早く蘇生に取り組む必要がある。

 県危機管理・防災消防総室によると、〇六年に救急隊が搬送した心肺停止傷病者の四割が家族などその場に居合わせた人に手当てを受けた。一カ月後の生存率は4・4%。ここ三年間の同生存率は、手当てを受けなかった場合に比べ1・7~0・1ポイント高い。数字上はわずかな差とも見えるが、「救急救命士制度が始まった一九九二年以前の生存率は1%程度に過ぎず、意味は大きい」と市消防局。

 一方、県内では、通報から救急車が現場に到着するまでの平均時間(〇六年)は六・五分。医療機関に収容されるまでの時間は三〇・九分(同)。この四年間でそれぞれ〇・四分、四・一分長くなっている。救急出動の増加で、隣接消防署から救急車を派遣するケースがあることが原因の一つという。時間がかかる分、リスクが高まっているといえる。

 勇気をもって

 従来の蘇生法は、決められた回数や時間を正確に守ることが求められる一方、市民らは「間違ったら非難されるかもしれない」とためらうことも少なくなかった。

 金子主査は「市民が積極的に心臓マッサージを行って、万一ろっ骨が折れるなどしても、重度の過失がない限り、罪には問われないことはあまり知られていない。救急隊につなぐまでの"命のリレー"の第一走者はそばに居合わせた人。勇気をもって蘇生に取り組んでほしい」と協力を呼びかけている。(高本文明)

新指針に基づく心肺蘇生の手順

●反応(意識)の有無をチェック
 (肩をたたき、「大丈夫ですか」と声をかける)

●反応がなければ助けを求める
 119番通報、AED手配
 
どうでもいいことだが、家庭内での私の株は上がったが、今日の株は下がった。
「ふざけちゃ、いけない」
と太宰も言っている。